学会長あいさつ

学会長あいさつ

第31-32期(2020-21年度)

次の30年に向けて

佐藤 千津(国際基督教大学)

 昨夏の役員改選により、第31-32期の会長を拝命いたしました。3期目となりますが、学会の更なる発展に向け、気持ちも新たに全力で務めさせていただきます。
 昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により、それまでの日常が一変しました。何事もなく過ぎていく平和な日々が、実はかけがえのないものであったことに改めて気づかされた1年でもありました。
 その2020年に本学会は創立30年の大きな節目を迎えました。1年前のニューズレターを見返すと、創立30周年を記念する企画の文字が並び、華やいだ雰囲気すら醸し出していますが、その後の感染拡大により、それらの企画も延期や変更を余儀なくされました。収束の見通しが立たないなか、30周年記念大会を1年延期とし、総会も文書による報告・審議に開催方法を変更しましたので、会員の皆様にはご迷惑をおかけいたしました。
 その失速を挽回しようというわけではありませんが、昨年後半に発足した新しい理事会体制により、コロナ禍での学会活動の在り方を改めて検討し、いくつかの新たな企画をまとめるに至りました。
 まず、紀要第27号では通常の原稿募集に加え、「特別企画 コロナ禍における世界の教育とSDGs」と題して投稿原稿を募集することになりました。次に、3月にはオンラインによる研究発表会や研究交流会を連続して開催いたします。2021年の前半には、こうした研究発表や交流活動の場を新たに設けておりますので、皆様の積極的なご応募とご参加をお願いいたします。
 今秋の第31回大会は会場を北海道大学に変更して開催する計画です。まだ先が見通せませんので、開催の可否や方法は春頃に最終決定し、ご案内させていただく予定です。今年こそは北の大地で多くの皆様と再会を喜び合い、以前と変わらぬ実り多い研究大会が開催できますことを切に願っております。
 昨年は第2回学会賞の授与が決定し、本紙でも紹介しております。奨励賞は2年前に授与されておりますが、学会賞は初めての授賞になります。また、第3回学会賞・奨励賞候補作の募集も2月に始まりました。自薦・他薦を問いませんので、奮ってご応募ください。
 最後に、本学会には若手研究者が多数所属しております。今期は学会事務局をはじめ、理事や各種委員会委員として多くの若手会員が学会運営に携わっております。その活力に期待するとともに、そうした活動を通じて会員の皆様のニーズを学会運営に的確に反映させながら、未来につながっていく魅力のある学会活動を推進してまいりたいと考えております。

 学会の次の30年に向け、今年も皆様と充実した時間を共有できましたら幸いです。
 今後ともご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。